破滅派18号「検閲」

破滅派編集部

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公権力による表現物への介入を「検閲」という。21 世紀もなお表現者として避けては通れないこの問題に破滅派同人が挑む。 創作・エッセーほか。

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発行者: 破滅派 発売日: 2022.11.20 長さ: 152ページ 書店注文: 可能 カテゴリー: タグ: , , , , , , , , ,

説明

巻頭言より

検閲は権力による表現物の内容チェックおよび取り締まりのことをいう。狭義では公権力によるものを検閲と呼ぶが、昨今のメディア情勢では、SNSによる検閲も公権力によるものとかなり近いと考えて良いだろう。大多数の国の人口よりも多いユーザー数を抱えるSNSはに他ならないからだ。SNSでの投稿が消されたり、アカウントを制限されたり、こうした検閲が日常的に怒っていることを私たちは知っている。また、昨今隆盛のキャンセル・カルチャーについても同様にある種の権力を感じ取る人もいるだろう。

今回、破滅派では検閲される側の書き手たちとして、検閲に向かい合った。まず、実際に既存作品に対して検閲を行ってみること。そして、新しい検閲のルールを考案し、その検閲に引っかからないよう作品を書くこと。破滅派、そして同人が実際に検閲を受けた経験についても取り上げている。

収録作

【既存の作品を検閲】

  • 「ジ・エンド・オブ・マネーロンダリング」高橋文樹
    一度書き上げた私小説を、そのモデルとなった人物に実際に検閲してもらい、修正を施した作品。
  • 「くんよみだけのパラダイス」大猫 
    中国語が「敵性語」に指定された未来の日本。そこでは音読みと漢語由来の一切が禁止されており、政府の役人がしこしこと『走れメロス』や『山月記』の敵性語を修正していくのだった。。
  • 「群青十二月号 Juan・B受賞第一作」諏訪靖彦 
    破滅派で公開されたJuan.Bの問題作「1988年の強姦」を諏訪靖彦が大胆にリライト。

【独自の検閲ルール】

  • 「ブリーフ・エンカウンター」藤城孝輔
    破滅派同人・鈴木沢雉の出したお題「ルッキズムが極端に忌避されて外見についての言説が検閲されまくる世界」に、破滅派南海の雄・藤城孝輔が挑む。
  • 「片付けぐらいならできる。」曾根崎十三
    暴力的な表現が禁止された世界で、殺し屋的な職業を営む有希はいかにして語りえるのか?
  • 「無敵のあなたへ」我那覇キヨ
    J国は隣国のB国と対立している。J国における検閲制度下では、B国を想起させる描写がすべて禁止されている。
  • 「思いやり法」黍ノ由
    誹謗中傷が一切ゆるされない世界の出来事。ポスト・ポリコレ小説。

【フリースタイル検閲】

  • 「5chのある掲示板で書かれていたもの」小林TKG
    赤い服を来た配管工の格好でオリンピックの開会式に出た「べーちゃん」。凶弾に倒れた「べーちゃん」について、「いい死に方をした」と言い放つ書き込みが匿名掲示板に残っていた。誰なんだ、べーちゃん?
  • 「禁書目録の自動更新」諏訪真
    AI検閲小説。東京都知事が破滅派の関係者として描かれる。

【エセー】

  • 「二〇二二年の癲癇 」Juan.B
    あらゆる小説投稿サイトで垢BANをされ続けてきたJuan.Bによる実録エセー。
  • 「破滅派検閲こぼれ話」高橋文樹
    実のところ、破滅派は印刷所に入稿した原稿を断られたことがある。特高なきいま、破滅派を検閲したのはなぜなのか? そしてなぜ検閲するのか? 現代に残された検閲制度のなぞに迫る。

追加情報

重さ 0.264 kg
サイズ 21 × 14.8 × 1 cm
判型

A5

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