ギークに銃はいらない

斧田小夜

¥2,200

シリコンバレーでのプログラマ経験をもとにしたホワイトハッカー小説「ギークに銃はいらない」のほか、第3回ゲンロンSF新人賞優秀賞受賞作「眠れぬ夜のバックファイア」、ル=グウィンを思わせる思弁的フィクション2篇を収録。

【直販特典】ポストカードを差し上げています。写真の名手でもある著者自らがブータンで撮影した犬。本書に登場するキャラクターのモデルになっています。(※なくなりしだい終了)

在庫あり

ISBN: 9784905197041 発行者: 破滅派 発売日: 2022.06.20 長さ: 304ページ 書店注文: 可能 カテゴリー: タグ:

説明

「破滅派のル=グウィン」と呼ばれるほどの実力派にして、シリコンバレーなど海外でプログラマとして働いた経験をもつ現役のソフトウェアエンジニアによるSF短編集。第3回ゲンロンSF新人賞優秀賞受賞作ほか、全四篇を収録。

【収録作】

「ギークに銃はいらない」
銃なんかなくたって、俺たちは世界を殺せる。だろ? ディランはきまってそんなふうに言った。腐ったハンバーガーみたいな青春だけど、僕たちには一つだけ救いがある。ここ、北カリフォルニアで、ギークは神だからだ――――ナードに位置付けられた少年たちのホワイトハッカー小説。

「眠れぬ夜のバックファイア」
家族と元恋人をめぐるトラウマから眠ることのできなくなったヨウは入眠装置In:Dreamを使って安眠を求める。スタートアップ事情を活写したリアルテック✕解毒SF。

「春を負う」/「冬を牽く」
ル=グウィン『闇の左手』を思わせる、厳しい冬が支配する《ヌビヤク》の高山地帯を舞台に、季節を運ぶ《交易びと》と祭祀長《チェギ・ルト》になることを運命づけられた少年の交流を描くスペキュレイティブ・フィクション連作。

【推薦コメント】

世界というのはいつだって理不尽で、生きるということはいつだって不如意なものだ。それはもう、そういうものなのだからしかたない。
斧田小夜の書くSFは、閉じられた世界の中で苦しさを噛みしめながら生きる人間を、いつも静かに見つめている。
閉じた世界の中にもときおり光が射すことがある。その光には世界を変えるほどの力はないかもしれないけれど、そのかすかな光の美しさを、斧田小夜は決して見逃さないのだ。
――pha(ブロガー・作家・元「日本一有名なニート」・「ギークハウスプロジェクト」発起人)

日本SF第七世代の牽引者となることを望みたい。
――大森望(翻訳家・SFアンソロジスト)※河出文庫『NOVA 2021年夏号』より

主人公のからだが血をしぼりだすようにしてまったくあらたな解決法を発見する。これはSF的なロジック、サスペンスの解決、作品の主題を同時に満足させることを目指し、じつに見事に達成した作品です。
――飛浩隆(作家)※第3回ゲンロンSF新人賞選評より

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四六判

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